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日々の芥

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人より多めにとった連休も今日で終わり。まあ、連休中に出勤もあったのでつじつまは合っている。

連休中は、下北沢、下高井戸近辺をブラブラした他は、積ん読の消化、CDの整理。
Amazonのおすすめにリストされたので、絲山秋子を読んでみた。

袋小路の男 (講談社文庫 い 113-2)袋小路の男 (講談社文庫 い 113-2)
(2007/11)
絲山 秋子

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短編集なので何気なく読んでいたけれど、"アーリオ オーリオ"が秀逸。ちょっと技巧的かなとも思うけれど、どこにも行き場のない紙飛行機を拾い上げるラストシーンに、気持ちが動いた。誰なの?この作家はということで、いくつかまとめ読み。


イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)
(2006/05)
絲山 秋子

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逃亡くそたわけ (講談社文庫)逃亡くそたわけ (講談社文庫)
(2007/08/11)
絲山 秋子

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海の仙人 (新潮文庫)海の仙人 (新潮文庫)
(2006/12)
絲山 秋子

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"イッツ・オンリー・トーク"、"逃亡くそたわけ"は、躁鬱系で、でも"逃亡くそたわけ"にはロード・ムービーを想わせる爽快感がある。今回はまったのは"海の仙人"。キャラクターもいいけれど、そのストーリーがゆるやかで、でも大きな波を感じる。読み終わった時に、波が引いていくのがわかる。あまり同世代の作家は読まないのだけれど、もう少し読んでみるかな。

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ゴールデンウィークも後半。東京も少し人口が減ったような気がする金曜日だけど、休日出勤が組まれているので、どこにも行かず積ん読の解消。

佐藤正午の小説の魅力は、減らず口な会話の応酬と魅力的な人物造型と落ち着き先の見えないストーリーだ。

その意味で"5"は○で、"アンダーリポート"は×。

"5"は、記憶の物語。人は本来すべてを記憶しているはずで、忘れたように見えるのは都合のいい記憶だけがインデックス化されて呼び出しやすくなっているだけなのだろうと思うけれど、感情はどうだろう。あの時感じた悲しいという気持ち、人を好きになったあの瞬間、呼び起こすことができるだろうか。というテーマで一気に読ませるのだが、ラストシーンは少し蛇足かな。映画だったらエンドロールのあとでこのシーンがあったらずっこけるね。

55
(2007/01)
佐藤 正午

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続けて"アンダーリポート"を読んだけれど。うーん、文章は相変わらずで面白いのだけど、推理小説なのか、心理小説なのかどっちつかずでピンとこない。時間を置いて再読してみよう。

アンダーリポートアンダーリポート
(2007/12)
佐藤 正午

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ほぼ20年ぶりにピーター・バラカンさんの名著が復刊。

ブラックミュージック、ソウルというジャンルの入門者向けという位置づけではあるのだけれど、ピーター・バラカンというロック世代の英国人からみたブラックミュージックヒストリーとしても、あるいは音楽遍歴としても読める素晴らしい本だ。オリジナルは新潮文庫だったけれど判型もヴァージョンアップしたので、アルバムガイドも充実。入手しやすい盤を優先しているのも、入門者向けの配慮だろう。


最近、サザンソウル系を聞き直していて、すこし考えることがあったのだけれどそれは別記事で。


魂(ソウル)のゆくえ魂(ソウル)のゆくえ
(2008/04/12)
ピーター・バラカン

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季節の変わり目に風邪をこじらせて自宅療養。

4日程、まったく家から外にでない生活を送る。まあこういうときでも、なんとか暮らせてしまうし、読みたい本は届く。

居眠り磐音江戸双紙も25巻まできた。
予想外の事件も起こらず、当たり前のように事件を解決していく磐音が心地よい。登場人物が多くなってきたせいで、最近あの人はどうしているのだろうかなどと考える。奉行所関係者はしばらく姿を見かけないし。将軍家がらみの事件は程々にしてもらいたいなあ。


白桐ノ夢 (双葉文庫 さ 19-27 居眠り磐音江戸双紙 25)白桐ノ夢 (双葉文庫 さ 19-27 居眠り磐音江戸双紙 25)
(2008/04/10)
佐伯 泰英

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連休中は、なんだか引きこもりがちで、ウクレレの練習をするのと、積んである本を消化するのに忙しかった。

"酔いどれ小籐次"シリーズは順調。だけど、最初の士道小説からずいぶん遠いところに来てしまった。結局、財力、政治力のある商家の用心棒に成り下がって、行いの悪い奉公人を始末したり、水戸に逃げ込んだ御金蔵破りと戦って見たり。今回はヒロインおりょうさんの登場は無し。なんだかすっきりしない。

春雷道中 (幻冬舎文庫 さ 11-9 酔いどれ小籐次留書)春雷道中 (幻冬舎文庫 さ 11-9 酔いどれ小籐次留書)
(2008/02)
佐伯 泰英

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あれれ、しばらく休みって言ってなかったか?

油断していたら、磐音シリーズがまた出ていた。四ヶ月ぶり。また、怒濤のあのペースがはじまるのだろうか?
季節はタイミングよく、小正月、藪入り。

藪入りって、実際はどうだったんだろうか。江戸中の奉公人が休みをとると、商家は大変じゃないかな。町は静かだったんだろうか。いまの元旦の東京とは雰囲気がちがうよなあ。

磐音とおこんは婚礼を間近に控えてはいるものの、磐音さんは相も変らず、敵が多くて。こんなところに嫁に行くのはイヤだよ。しかも、婚礼の夜がクライマックス。ちとやりすぎではなかろうか。うーん。磐音さんがバチェラーパーティで...とか、おこんさんには実は10年前に...とか。そんな展開があってもいいんじゃない。展開が読めてしまうだけに、落ち着いてたのしめるけれど。



朧夜ノ桜 (双葉文庫 さ 19-25 居眠り磐音江戸双紙 24)朧夜ノ桜 (双葉文庫 さ 19-25 居眠り磐音江戸双紙 24)
(2008/01/10)
佐伯 泰英

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Amazon プライムを登録した。一回350円のお急ぎ便が使い放題、送料無料の制限もなしというサービスだ。月に3回くらいは注文するので、お得な感じ。

で、正月休みに読んでいたのが、"黒沢進著作集"。昨年亡くなった黒沢進さんの著作を集大成したもの。これは素晴らしい。HotWaxはいい仕事をするなあ。

Hotwax責任編集 黒沢進著作集 Susumu kurosawa Works volu.1Hotwax責任編集 黒沢進著作集 Susumu kurosawa Works volu.1
(2007/12/19)
黒沢 進

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私が日本のロック史として読んだ多くのものは、はっぴいえんどからはじまって、ティンパン系、ミカバンド、アルファレコード系とある意味YMO史観とも呼ぶべきものが多かった。80年代の初め、宝島とかビックリハウスとかの頃だ。もちろん1955年からはっぴいえんどまでの15年くらいにロックがなかったわけではなく、それを最初に意識させたのは大瀧詠一であるけれど、さらにそれをつなぐものとしてGSを定義したのが黒沢さんだった。

このおかげで、歌謡曲を含めたポピュラーソングへの違和感も無くなったし、聴く音楽の幅も広がった。まだ、読み終えていないけれど、これは宝物。
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