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日々の芥

ローレンス・ブロックマット・スカダーシリーズに”聖なる酒場の挽歌”という作品がある。シリーズの中でも分岐点という感じで、アルコール中毒治療をしている主人公が、飲んでいた時代を語るスタイルだ。私がシリーズ中で最も好きな作品のひとつだ。
この作品のなかで、印象的に使われるのが、Dave Van Ronkの”Last Call”という唄。
”生まれたときに もし酔っていたら 悲しみなんて 知らずにすむのに”
という唄に二人の酔っ払いが黙り込んでしまうシーンが、心に沁みる。

入手しやすいのは、"Going Back to Brooklyn"に入っているテイク。

私は、最初に再発されたCDを持っているが、これを入手した頃付き合っていたガールフレンドと食事に行くたびに、何年も探していたCDを発見するジンクスがあったことを思い出す。

Going Back to Brooklyn Going Back to Brooklyn
Dave Van Ronk (2006/07/25)
Hightone
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実際に作品に使用されているのは、1973年リリースの”Songs For Ageing Children”のテイクだが、そちらはCD化されていない。
マット・スカダーシリーズはこれ以降、主人公はある意味でまともな市民になっていくので、それはそれで面白い。最新刊を読む限り、シリーズは完了なのだろうか。
聖なる酒場の挽歌 / ローレンス ブロック
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