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日々の芥

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鉄道作家の宮脇俊三さんの娘さんである宮脇灯子が書いた、"父・宮脇俊三への旅"を読了。

宮脇俊三さんは、その行間から家族を感じさせなかった。ただひたすら列車の旅を続けているようなイメージがあった。もちろん、家族もあれば、文章に表さなかった生活もある。ファンにとっては、この人が父親ならばさもありなんと頬がゆるむ場面があり、まったく想像できない激しさを感じる一面もあり、晩年はアルコール依存症に近かったという衝撃もある。

正直に言って、”古代史紀行”以降の作品は、あまり面白く思えなかったのだが、ご本人は”中国火車旅行”以降はいまいちと思っていたようだ。環境の変化を理由にしているけれど、書くことに飽いてしまったのではないか。旅の目的は書くことではなく、旅そのものが目的であるはずで、一生旅をする人であれたら幸せだ。宮脇俊三さんのある種の不幸は、編集者出身であったことのように思われる。自分を客観的に分析し、後年は企画を先行させて書いていたような気がする。晩年の作品は、文章が旅の速度に追いついていない印象があった。


それにしても、阿川佐和子、江國香織、最近では斎藤由香まで、作家である父を語る娘の文章は、どれを読んでも面白いし、文章がうまい。

宮脇灯子も、名文家であった父親には及ばないが、ひとつひとつのエッセイのなかで、ふわりとした風を感じさせ、弦楽奏の余韻のような読後感を与えてくれる。


父・宮脇俊三への旅 父・宮脇俊三への旅
宮脇 灯子 (2006/12)
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2007.08.11 10:15 | 山口旅行日記

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